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展示会でイノベーションを証明せよ!進化し続ける企業であり続けるために

展示会で新製品を並べるだけでは、もはや既存顧客の期待には応えられない。企業が「進化し続けている」ことを証明しなければ、顧客は静かに離れていく。本記事では、マーケティング・営業・開発部門の合同会議を通じて、展示会を「イノベーションの証明の場」として再設計する戦略を、川上さんの物語から解説します。

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目次

展示会、それは未来への投資 – 既存顧客の期待を超えるイノベーションを

前回までのあらすじはこちら

展示会準備会議のテーブルには、いつもとは違う緊張感が漂っていました。今回の会議には、マーケティング部の村山部長と田中さん、営業部の川上さんだけでなく、開発部の中村課長も参加していました。

「皆さん、今回の展示会は、我々の未来を左右する重要なイベントです。」

村山部長は、真剣な表情で切り出しました。

「私たちは、これまで展示会を、主に既存製品の活用方法の紹介や新規顧客獲得の場として活用してきました。しかし、今回の展示会は、その枠を超えた新たな挑戦となります。」

村山部長は、ホワイトボードに「イノベーション」と大きく書き込みました。

「私たちは、常に進化し続ける企業であることを、既存顧客にも、そして潜在顧客にも、強くアピールしなければなりません。そのためには、開発部の中村課長にも参加していただき、現在開発中の新技術や、今後の製品開発の方向性について、展示会で積極的に発信していく必要があると考えました。」

中村課長は、少し驚いた表情を見せながらも、

「もちろんです。私たち開発部は、常に技術革新に挑戦し、顧客の期待を超えるソリューションを提供できるよう努めています。その成果を、今回の展示会でアピールすることで、未来へのビジョンを明確に示せると思います。」

と、力強く答えます。

川上さんも、

「営業としても、既存顧客との関係を深め、新たな顧客を獲得するためには、我々が常に進化し続ける企業であることを示すことが重要だと感じています。開発部と協力し、未来へのビジョンを共有できる展示会にしたいす。」

と、村山部長の意見に賛同しました。

田中さんも、

「マーケティング部としても、展示会を通じて、我が社のイノベーションへの取り組みと顧客へのコミットメントを強く発信していきたいと考えています。既存顧客の方々にも、安心して我々を選び続けていただけるような展示会にしたいす。」

と、熱意を込めて語りました。

村山部長は、三人の熱意に目を細めながら、

「皆さんの意見を聞いて、今回の展示会が我々にとって大きな転換期になる予感がしています。共に力を合わせ、最高の展示会を作り上げましょう。」

と、チーム全体を鼓舞しました。会議室の空気は、未来への期待と挑戦への意欲で満たされていました。

日本における展示会、その現状と課題

展示会で製品説明をするCEO

日本の展示会は、多くの場合、”今”売れる製品やソリューションの展示に重点が置かれがちです。それは、新規顧客を獲得し、短期的な売上を向上させるためには非常に重要な戦略です。

しかし、展示会には、もう一つの重要な役割があります。それは、既存顧客との絆を深め、彼らの期待を超える自社の未来へのビジョンを示すことです。

多くの日本企業は、この点を見落としがちです。展示会を単なる販売促進の場と捉え、既存顧客への配慮や将来への展望を示す機会を逃してしまっているのです。しかし、市場の変化が激しく、競争が激化する現代において、既存顧客のロイヤリティを高め、長期的な関係を構築することは、企業の持続的な成長にとって不可欠です。

展示会は、企業の「今」だけでなく、「未来」も顧客に示すことができる貴重な場です。開発中の新技術やプロトタイプ、将来のビジョン、未来を想像させる動画などを積極的に発信することで、既存顧客の期待を超え、新たな顧客層を開拓することができます。

そもそも、展示会は「見本市」や「トレードショー」と呼ばれ、新しいイノベーションを披露する場として始まったのではないでしょうか? 私たちは、その原点に立ち返り、展示会を単なる販売促進の場ではなく、企業の未来を創造し、顧客と共に成長していくための場として捉え直す必要があります。

欧米企業の展示会 – イノベーション発信の場

ハノーバーメッセは格好からのVIPも視察する大事な展示会になっている。日本展示会は大丈夫?

一方、欧米企業の展示会は、日本企業とは異なるアプローチを取っているケースが多く見られます。彼らは、展示会を「イノベーション発信の場」と捉え、最新の技術や開発中のプロトタイプ、さらにはまだ構想段階のアイデアまでも積極的に展示します。

例えば、アメリカのCES(Consumer Electronics Show)やドイツのハノーバーメッセといった世界的な展示会では、毎年、数多くの世界初の革新的な製品やサービスが発表され、世界中から注目を集めています。これらの展示会は、単に製品を展示するだけでなく、企業の未来へのビジョンや技術力をアピールする場としても機能しています。

欧米企業は、展示会を通じて、自社が常に進化し続け、未来を創造していく企業であることを顧客に印象づけます。これにより、既存顧客のロイヤリティを高めると同時に、新たな顧客層を開拓し、市場での競争優位性を確保しているのです。

もちろん、日本企業の中にも、このような未来志向の展示会戦略を実践している企業は存在します。しかし、多くの企業は、欧米企業が先に披露したアイデアの類似テクノロジーや、依然として従来型の展示会に固執し、その潜在能力を十分に活かしきれていないのが現状です。

私たちは、日本企業が欧米企業のように、展示会をイノベーション発信の場として活用することで、さらなる成長を遂げることができると信じています。そのためには、

  • 未来へのビジョンを明確化し、それを展示会で具体的に表現する
  • 開発中の新技術やプロトタイプを積極的に展示し、顧客の期待感を高める
  • 展示会を通じて、顧客との対話を深め、フィードバックを製品開発に活かす

といった取り組みが重要になります。

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この記事を書いた人

K.Komatsuのアバター K.Komatsu Creative Director

WAKOH&CO. 代表取締役
各企業や個人が持つ独自の強みと核心(DNA)を活かし、絶えず変化する世界の中で価値を創造します。和を以て、理想の実現へと導く伴走者として、企業の成長をサポートします。

オートメーション産業、IT産業、アパレル産業におけるセールス、マーケティング、コンテンツ・クリエイションの豊富な経験と実績を持ち、多角的な視点からビジネスの成功を支援します。

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